酷暑の続く毎日ですが皆さまいかがお過ごしでしょうか。
空調屋さんの夏はおかげさまで汗と涙と水漏れとの戦いの毎日です。
暑い中、緊急を要するお仕事に奔走し、朝から晩までエアコンや冷凍設備と向かい合い、帰宅後のビールがどの季節よりもおいしく感じるこの季節がやってきましたね(^^;
空調屋さんの夏の風物詩といえば、水漏れの電話やお問合せです。
エアコンというのは冷房運転時に主に結露します。原因はさまざまです。冷媒・ドレン配管がきっちり保温断熱されていない、ドレン配管のつまりによるオーバーフロー、室内機の汚れによる水漏れ、、、このどれもがこの夏の時期に一極集中するといっても過言ではありません。ひっきりなしに電話が鳴るのでモテてるのかなと現実逃避に走りたくなる季節でもあります。当然ですが、空調屋たるもの迅速に対応いたしますし、すぐに走っていきます。しかし、人ひとりの運動量にはやはり限界もあります。お待ちいただくこともありますのでここで少しの対処方法(簡易的で効き目も薄いですが・・・)
(家庭用ルームエアコン)
・室内機の設定温度を上げる(24℃→28℃)
・フィルターをこまめに掃除する(これは定期的なものです)
・室内機、室外機の連絡配管付近にあると思われるドレン(排水)のホースを思いっきり吸い込む(スライム等の誤飲に注意ください)
上記にあるような対応をしていただくことで一時的には改善する可能性もあります。が、やはり一度水漏れしたエアコンは再度水漏れします。あくまで業者さんが到着するまでの簡易的な応急処置ですので必ず空調屋さんを頼るようにしてください!
また、ドレンの詰まりが起こるような汚れの場合は壁付けでのエアコンクリーニングはあまりお勧めしません。理由はさらに水漏れのリスクを高めるからです。メーカーによってはドレンパンという排水の受け皿まで分解して壁付け洗浄できる機器もありますが、そうでない機種もたくさんあります。実際に壁付け洗浄後に水漏れのご依頼を受けて修理に伺うことも年に20件ほどあります。完全分解洗浄をお勧めする理由がこれです。完全に分解することで機器内の汚れはもちろん、洗浄液による機器の錆の心配も軽減されますし、何よりエアコン本体の動作確認や機器背面部のカビ汚れ等も綺麗に落とせます。
こういった観点からも弊社では完全分解洗浄を特にお勧めします。というか、壁付け洗浄は行っておりません。
まだまだ続くこの猛暑、空調屋さんとして住みやすい環境、働きやすい環境、居心地のいい空間をお届けできるように邁進してまいります。
長々と書きましたがまたHPの更新の方も頑張っていきますので皆様お気軽にお問い合わせください!!!
(有)フジタ空調
取締役専務 藤田